症状や行為を基に適切な部位よりうがい/尿/膣ぬぐい検査を行い、3〜5日後に結果が分かります。

内服抗菌薬での治療

1回飲みきりのお薬と、1週間飲み続けるお薬があります。薬が効いた場合、治療開始2〜3日後から症状の改善が認められます。10%程度の確率で、初回の治療薬により完治しないことがあります。治療の3週間後に陰性確認のための再検査を必ず受けて下さい。

症状や行為に合わせ、うがい/尿/膣ぬぐい検査を行い、3〜5日後に結果が分かります。

抗菌薬の静脈注射により治療

標準的な治療は、1回きりの静脈注射です。
治療の3週間後に陰性確認のための再検査を必ず受けて下さい。

症状や行為に合わせ、うがい/尿/膣ぬぐい検査を行い、約5〜7日後に結果が分かります。

内服抗菌薬での治療

1回飲みきりのお薬と1週間飲み続けるお薬の2種類を使って治療します。治療の4週間後に陰性確認のための再検査を必ず受けて下さい。

第1期梅毒（感染機会から、10〜90日後）

直接接触のあった性器や口、肛門周囲などに、赤い発疹やただれ（硬性下疳）が生じることがあります。ただれは痛みを伴わず、非常に小さいこともあるため、症状を見落としてしまう場合もあります。

第2期梅毒（第1期から、4〜10週間後）

全身に発疹が生じ、特に手のひらや足の裏に現れることがあります。また、リンパ節の腫れや疼痛、白斑（シリアル病変）や潰瘍（性器潰瘍）も見られる場合があります。症状が徐々に進行すると、肝臓や腎臓などの臓器障害や、さらに深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

第3期梅毒（感染後数年以上経過）

感染から3年以上が経過すると、皮膚、筋肉、骨などに腫瘍(ゴム腫)ができ、その後さらに進行すると大動脈炎、脳脊髄膜炎、骨や関節の破壊など、深刻な臓器障害が出現します。

血液検査で梅毒トレポネーマに対する抗体の有無や量を調べます。検査は、梅毒かどうかの診断目的の「定性検査」と定性検査で梅毒と診断された後、治療の前に行う「半定量検査」と2種類あります。いずれも2〜3日後に結果が分かります。

筋肉注射、もしくは内服の抗菌薬による治療

標準的な治療期間は、筋肉注射の場合は週に1回計3回の3週間。内服薬の場合は4〜8週間です。治療開始直後に熱が出たり、薬疹が出る場合があります。薬疹が出たら内服を中止し、速やかに専門機関を受診してください。治療開始後は約4〜8週間ごとに血液検査を行い、抗体が十分に低下すれば治療を終了します。

症状や行為に合わせ、尿/膣ぬぐい検査を行い、5〜7日後に結果が分かります。

内服抗菌薬での治療

標準的な治療期間は10日間です。
治療の3週間後以降に陰性確認のための再検査を必ず受けて下さい。

症状や行為に合わせ、尿/膣ぬぐい検査を行い、約1週間後に結果が分かります。

男性の場合…性器：外用抗真菌薬で治療

女性の場合…性器：外用抗真菌薬、尿道：内服抗真菌薬、腟：坐剤での治療

およそ、2週間で治療します。20〜30%の方は治療しても症状が改善しない場合がございます。その際は保険診療の性感染症外来を受診してください。

抗原検査、視診で診断

内服もしくは概要の抗菌薬で治療

標準的な治療期間は5日間ですが、症状によっては7日間の治療をすることもあります。治療により、1週間程度で症状が改善しますが、皮疹の痕は数ヶ月間残ることがあります。

感染の初期段階ではほとんど症状が現れません。感染が進行すると、全身疲労感や食欲不振、黄疸（皮膚や白目の黄色化）、発疹や発赤、褐色尿、腹痛、関節痛などの症状が現れる場合があります。

血液検査で血液中のB型肝炎ウイルスの抗原・抗体の有無や、ウイルス量を調べます。1～2日後に結果が分かります。リアルタイムPCR検査の場合、遺伝子レベルでの判定を行います。検査には5〜7日間かかります。

検査が陽性になった場合、専門の医療機関をご紹介します。詳しくは国立国際医療研究センターのページをご覧ください。

感染の初期段階ではほとんど症状が現れません。感染が進行すると、全身疲労感や食欲不振、黄疸（皮膚や白目の黄色化）、肝臓の腫れや炎症などの症状が現れる場合があります。その後多くの場合でC型肝炎は慢性化し、症状が出るまで数十年かかることがあります。重症化した場合、肝硬変や肝臓がんを引き起こす可能性があります。

血液検査で血液中のC型肝炎ウイルスの抗原・抗体の有無や、ウイルス量を調べます。1～2日後に結果が分かります。リアルタイムPCR検査の場合、遺伝子レベルでの判定を行います。検査には5〜7日間かかります。

検査が陽性になった場合、専門の医療機関をご紹介します。詳しくは国立国際医療研究センターのページをご覧ください。C型慢性肝炎と診断された場合、内服の抗ウイルス薬で治療します。

C型慢性肝炎の標準的な治療期間は約12週間です。

エイズとはHIV（ヒト免疫不全ウイルス）によって引き起こされる病気です。HIVは免疫系を攻撃し、免疫力を低下させるため、感染者は他の疾患に対する抵抗力が徐々に低下します。感染して数年間は無症状ですが、進行すると重篤な感染症や癌にかかりやすくなります。

血液検査で血液中のHIVの抗原、HIVに対する抗原・抗体の有無、ウイルス量を調べます。2〜3日後に結果が分かる迅速検査と、3~4日かかるリアルタイムPCR検査があります。

内服の抗ウイルス薬での治療

検査が陽性になった場合、専門の医療機関をご紹介します。【HIV拠点病院はこちらから検索いただけます。】長時間にわたり複数の治療薬を内服し続けることで、血中のウイルス量が少ない状態を維持していきます。